マルケ州ワイナリー『Le Caniette/レ・カニエッテ』へ

フィレンツェからやって来たソムリエカップルと巡るマルケ州のワイナリーシリーズ第2弾。第1弾の『Sartarelli』編はコチラから。また1週間以上日があいてからの投稿です。忘れないように早く早く!と思いながら、もうこんなに日が経っていて「そりゃ、年を取るのも早くなるわ」と納得です…。 さて、気を取り直して本題です! このカンティーナ(ワイナリー)、マルケ州の最南部のアスコリピチェーノ県に位置します。もう少し南側はすぐにアブルッツォ州。アドリア海から少し内陸部にこのカンティーナは位置しますが、写真の通り高台に位置し、その為アドリア海も望むことが出来ます。この地勢が美味しいワイン、いや、マルケ州独特のワインを産む秘密なんでしょうね。ただ、このエリアになるとヴェルディッキオは栽培されておらず、白ブドウの品種はもっぱら、ペコリーノとパッセリーナなどになります。こちらのワイナリー探訪を所望したのはわがパートナー。美味しいと有名で、確かに私も何度か彼らの受賞したワインを頂戴したことはあります。でも、実際あまり味を覚えていなくて、エチケットの印象のみ。そのエチケットもあとからご紹介いたします。
 
さて、試飲の前にはお決まりのカンティーナ内探訪。
ひょえ!樽だらけ!大きな二部屋を見学できるのですが、おなじみのステンレスタンクなどは見受けられず、全て木樽が配されています。「山の傾斜に堀り込む形で造っているから涼しんだよ」とのこと。確かに涼しい。それにしても、生産量がそれほど多くないと聞いていましたが、その割合としてこの樽の量は多すぎない?と不思議に思っちゃうほど。でもよくわかりました。フレッシュさが決め手の白ブドウ品種、ペコリーノにも樽熟成をしたりするんです。なるほどね~。
試飲スペースとなるのはこちらのサーラ(部屋)。前面がガラス張りで、最初写真の風景を楽しめます。室内の調度品もオシャレですね。どんなワインがいただけるのかワクワク。
この日、私たちを3時間にわたってガイドしてくださったのは、こちらのカンティーナのオーナーさんの一人、Ginoさん。ご兄弟で運営されているらしいです。Ginoさんは基本は畑の管理が主。土曜日にもかかわらず、3時間も我々にお付き合いくださって本当に感謝です。途中、奥様から「私らこれから海に行くから」なんて電話も受けてらっしゃりました。彼の説明はとっても丁寧。でもコマーシャルな感じは全くなく、作り手として実直にわかりやすくお話しくださった姿が印象的でした。本当に、ワイン、そしてカンティーナは「人」が作るものですよね。美味しさの印象も、その対応一つで全く変わります。どんな仕事、事象でもこれは根本として変わらずあるものでしょうね。

試飲1つめ。Lucrezia  GP Passerina 2016
100%パッセリーナを使った白ワイン。こちらは樽は利用せずステンレスタンクのみでの精製。香りはお花やフルーツの香りがはっきりと感じられ、味わいも華やか。さらっと簡単に飲めちゃう白ワインかと思っていましたが、味わいも豊か。
2つ目は  Veronica  DOCG OFFIDA Pecorino
ペコリーノ100%。こちらもまたペコリーノが持つ個性をしっかりと感じます。ちょっとトロピカルな黄桃やパンションフルーツの感じ、酸味も綺麗で飲みごしよし。7ヶ月の瓶熟成、フィルターせずに澱も一緒に瓶詰めしているとか。
因みに、こちらのワイナリーのブドウはBIO認定を受けています。自然の力をしっかりため込んだ味になっている!と実感。

そしてそして3本目、4本目は、嬉しい驚きがあった DOCG OFFIDA PECORINO「IO SONO GAIA」。私はGAIAよ。という意味のワインなのですが、なぜにこの名前かと言いますと、先の二本の白ワイン、どちらも娘さんのお名前らしいんです。でも、まだお一人名前がワインになってらっしゃらない娘さん,GAIAさんがいらしゃり、その彼女の名前を一番新しくできたワインに、彼女が小さい時に描いた絵をエチケットにして付けたんだとか。確かに、このエチケットは個性的ですよね。そして、味わいも個性的。それもそのはず、こちらが件の1年間の樽熟成をきかせたペコリーノワイン。味わいに丸みを帯び、かなりスモーキーな雰囲気が漂います。ヴァニラ香ですね。さわやかさは薄れもったりまったりとした感じに。「これって、もっと待って(熟成させて)から飲んでみたらどうなるの?」と2015年モノ(写真左)を戴いてからGinoに素朴に質問をしたら、なんと特別に2010年のヴィンテージも試飲させてくださいました! それが写真右。色が全然違いますよね。これほど変わるものなのか。。。とびっくり。味わいも驚くほどにまろやか。しっかりと感じていたバニラ感がやらかく、何のひっかかりもなく口の中を通っていく素敵な味わいです。これは嬉しい発見でした。

 はい、それでは5本目。やっと赤。
ROSS BELLO
DOC PICENO サンジョベーゼ50% モンテプルチアーノ50% うーんなんでもとっても美味しいんです。まず一つ目は香りが高い。この日は猛暑だったのに、こんなに赤ワインが美味しく感じるとは…。酸味を感じ、赤い小さな木の実の香り、味わいもブルーペリーやラズベリーの酸味の利いた甘さがあります。こちらはステンレスもしくはセメント樽のみでを使って醸造されています。

 
6本目は MORELLONE DOC PICENO 70%モンテプルチアーノ 30%サンジョベーゼ  2年間の樽熟成を経て、モンテプルチアーノ多め。しっかりした味わい、ボディ、余韻、まろやかさUP。
7本目 Nero di Vite(ぶどう畑の黒)サンジョベーゼ50% モンテプルチアーノ50%  お値段がちょっと上がります(笑) こちらは、新樽を使って3年間の熟成を利かせたもの。このクラスに来ると味わいもかなり変わってきます。このワインだけを噛んで飲みたい。ブルーベリーや黒い果実をじっくり煮込んだような甘さ、でも酸味もうっすらとあり、タンニンも綺麗に感じることでき、余韻ももちろん長い。チョコレートの苦みや、野菜の持つ青苦い味わいも感じられます。

そして、最後の1本はこちら。Marche Rosso IGT Cinabro。 Bordò 100%。
このクラスのワインはなかなかマルケ州では出会わない逸品。Bordòと呼ばれる品種で、クローンはグルナッシュ(実際のところ、いまだちゃんとは解明されていないとか)、こちらを100%利用です。因みにフランスは全く関係ありません。
30ヶ月、115lというミニ木樽で熟成、その後瓶詰めし、最低6ヶ月間の熟成を経てリリースされます。Ginoさん、このワインを試飲するために特別なワイングラスを用意してくださいました。グルナッシュってこんなんでした?(私のイメージは甘さとタンニン)というような、スパイス感。甘さはありますが、今までの経験のある、ねっとりした甘さというよりも、サラッとした果実感の甘さです。タンニンはほどよく柔らかくなり、余韻が長い…。これはもったいなくて残さず全部いただきました。そして、我が家にも1本お持ち帰りさせていただきました。恐らく、勿体なさ過ぎて何年も飲まずに大事に温存されている事でしょう…。
こちらのこのBordòを使ったワインは、このエリアの少数の生産者で大事に造られているシリーズだそうです。マルケ州で知らない人はいないであろうカンティーナ『Oasi Degli Angeli』もこのうちの一カンティーナだそうですよ。 こちらのLuciano Pignataroさんのブログに紹介されていました。
 Grazie a http://www.lucianopignataro.it/

我が家から車で1時間程度の場所。それだけの距離なのに、全く異なる性質、味わいを持つ異品種のワインが楽しめます。そして、この近くにも数多くの素晴らしい作り手さんがいらっしゃります。まだまだ訪れてみなくてはいけないワイナリーがいっぱいあります。
「試飲したワイン全てを、『美味しい』って思うことってなかなかないよね」フィレンツェの友人(女性)がふともらした言葉です。私もとても共感しました。味わいは好みですので、美味しいと表現するのはソムリエとしては失格だ、と言われたこともありますが、少なくとも私達は大満足なデグスタッツィオーネになりました。(男性二人に関しては、購入したワインの量がそれを物語ってております。”大きな”なお買い物も終え、大満足。気持ちも大きくなったところで、最後にみんなで記念写真。ほんとよく飲んだし、よく買った(笑) 自宅の近所では買えないから良しとしましょう!

こちらのカンティーナへのご同行など、ぜひご連絡下さいね!3名様まででしたら自家用車で、4名以上様でしたらハイヤーでお供いたします。お気軽にお問い合わせください。

2017年7月18日
丹羽淳子

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カンティーナ名 Le Caniette レカニエッテ
HP http://www.lecaniette.it
住所 C.da Canali, 23 63065 Ripatransone (AP)
問合せ  info@lecaniette.it
電話  +39 0735 9200
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マルケ州ワイナリー『Sartarelli/サルタレッリ』へ


フィレンツェからソムリエの友人カップルが遊びに来てくれた7月2週目。マルケ州土着品種の白ブドウ「Verdicchio / ヴェルディッキオ」が好きな友人が自ら予約をしてくれたカンティーナ(ワイナリー)がこちらの『Sartarelli/サルタレッリ』でした。たまたま私も年始の偉大なマルケワイン試飲会で(ブログはこちらです)、このカンティーナのオーナーであるPatrizio 氏と知り合い、カンティーナ訪問を勧められていたので渡りに船で私も同行させていただくことに。
カンティーナがある場所は、ヴェルディッキオ デイ カステッリ ディ イエージが生産される中心地です。この場所はアドリア海から約20Km ほど内陸に位置し、なだらかな丘にぶどう生産者の畑が広がります。この海風がぶどうに独特の風味を与えるとのこと。

7月頭という事にもあり、ひまわり畑も美しいですね。そして、この左側の写真の真ん中にチョコンと見えるのが、ロッソコーネロの生産地となるコーネロ山です。マルケ州のワインにはアドリア海から受ける影響が大きいです。

こちらのカンティーナで作られるワインはすべてがVerdicchio。また、ワインの醸造には木樽は全く使われず、ステンレス樽のみになります。この日はたまたま日本向けのワイン出荷の準備中。裏エチケットにもしっかりと日本語表記があります。Sartarelli社は日本でもよく知られるVerdicchioワインメーカノーの一つだと思います。私もイタリアに住む前から知っていました。もちろんこのエリアを代表するワイナリーの一つであることは間違いなく、私たちが訪れた本当に少し前に、堂々と立派な新しい社屋が完成したばかりとのこと!
テイスティングルームからの眺めも抜群!
経営自体はとてもファミリーな感じなのに、すごいです。
実際、この日、私たちの訪問を迎えてくれたのはオーナー婦人、そして案内をしてくれたのはオーナーの息子さんにあたるトンマーゾ氏。娘さんはエキスポートを担当されていて、この日は国外にいらっしゃったとか。有名なカンティーナなのに、完全に家族経営でらっしゃってちょっと驚きです。

 

 

 

 

 

さて、こちらが件のトンマーゾ氏。しゅっとしてはります。カンティーナで、シャツを着用されている方なんて、初めて見たかも(笑)
彼らの作る3種類のFermo、1種類のスプマンテ、1種類のパッシートを今回はいただきました。カンティーナのVisitaと、ワインテイスティングも込みで一人5ユーロとのこと。ただし、ある程度の本数のワインを購入すると、この料金は割り引いてもらえます。マルケ州でカンティーナ巡りをしていて思うことは、本当にどこのカンティーナも「スプマンテ」を作り出しているという事。ヴェルディッキオのスプマンテ、本当に数多くつくられていて、彼らも2010年ころから作り出しているそうです。度数も12パーセント程度で、軽やかな仕上がりでした。

こちらがバーゼ(基本)となるClassico。上質な造り手を感じる癖のない綺麗な味わいです。トンマーゾ氏曰く、一番特徴的なのが、このあたりのヴェルディッキオはアーモンドの香りを感じる事。確かに、ちょっとだけもったりとしたナッツの様な感じはありますね。白ワインなのに面白い重さです。4本目に戴いたのがこちらのBalciana。

Balnaccia とはこのワインに使われるぶどうが育つ谷の名前が由来です。北向きの畑で、そのため成熟するのが非常に遅く、11月中旬ごろだそうです。因みに普通のVerdecchioは9月中旬頃が収穫期。2ヶ月も遅くに収穫するんですね。味わいは驚くほど濃厚。そもそもの品種自体の重さに、なんとも言えないまろやかさが相まった他ではあまりいただけない不思議なバランスです。ぶどうの選定も念入りにされていて、出来が良くない年に関しては生産をしないとのこと。じっくり熟成して楽しむこともできます。カンティーナ価格でClassicoよりも3倍以上の価格! 日本でもなかなか良いお値段で販売されているようです(私はこちらを一本だけ購入しました。熟成させていただきます!)
最後はPassito. 熟しきった葡萄を使って作られる甘口ワインです。ドルチェと一緒や、チーズなどと一緒に戴く食後用のワイン。
想像通りの美味しさ。
確かに甘いです。非常に甘さは感じますが、Verdicchioの持つ力強い酸味がうまく作用し、程よいドルチェワインに仕上がっています。小さなグラスで少し戴くのにはちょうど良い美味しさ。日本の方にも喜んでいただけそうです。

独自のワインづくりを目指して、いわゆる国際品種ワインと言われるぶどう品種を栽培し、数多くのエチケットをラインナップするカンティーナが多い中、Verdicchio種のワインだけで今の地位を得られていて、このエリアのワイン造りや生産者の代表の一社としてがんばっていらっしゃるSartarelli社のワイン、日本でもTerravert さんが輸入されていらっしゃるので、ぜひ召し上がってみて下さい。

トンマーゾ氏と一緒に訪れたフィレンツェ在住のソムリエである友人と共に。

2017年7月10日
丹羽淳子

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カンティーナ名 Sartarelli サルタレッリ
HP http://www.sartarelli.it/
住所 Via Coste del Molino, 24 60030 Poggio San Marcello
問合せ   contact@sartarelli.it
電話  (+39)0731.89732
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蜂蜜を使った手作り”生”化粧水の効果はいかに?

Stesso argomento in Italiano  Clicca qui
毎朝食と就寝前の1日2回、1匙の蜂蜜摂取生活を開始し1週間。
そんな私のヨチヨチ蜂蜜生活に新アイテムが登場です。
”食べる”のではなく”つける”。
外用で蜂蜜成分を吸収する蜂蜜を使った化粧水を手作りして、実際に使ってみました。
蜂蜜を外用して使う歴史は古く、古代ローマ時代の軍隊も傷を癒やす薬として常に蜂蜜の瓶を腰にぶら下げていたとか。その後も現代的な医薬品が浸透するまでは世界各地で医療品のひとつとして使われていました。
さっそく蜂蜜化粧水の作り方をご紹介します。

🐝🐝🐝用意するもの🐝🐝🐝
蜂蜜 : 大さじ半分ほど。
グリセリン : 10 cc
精製水 : 100 cc
※保存用容器
もちろん私はTasting Italy の天然蜂蜜MilleFiori (百花蜜)を利用しました。
加工蜂蜜ではなく、化学製品を利用していない天然蜂蜜のご利用をお勧めします。

グリセリンなんか買ったこと無い方多いですよね。もちろん私も。しかもここはイタリア。ドキドキしながら、薬屋で『Gliceroloを下さい』と言ってみたところ、何に使うのかと聞かれ、『自分で化粧水を作りたいの!』と説明したらちゃんと探してきてくれました。
150cc で 3.6ユーロ。400円ちょっと程度。
グリセリンは保湿剤や潤滑剤に使われています。

 

そしてこちらは、こちらの大手スーパー、オーシャンプライベートブランドの”混ぜ用容器”。小さいけど、蜂蜜化粧水の為にはぴったりな大きさです。
メモリも合って便利。
日本でならこの手の類の商品は100円均一なんかで簡単に見つかりますが、こちらだと手頃でちゃんとしたものがなかなか見つからず難儀します。

作り方はい至ってシンプル。
①蜂蜜とグリセリンと少量の水をグルグル混ぜる。
②残りの水を全部入れてまた混ぜて、保存用容器に入れる。

      

はい出来上がり。
所要時間は5分程度でしょうか。火を使うこともなく、ただ量って混ぜるだけなので、不器用な私にも簡単にできました。
出来上がり量は、120 cc程度。毎朝、毎晩、たっぷりと使ってちょうど使い切れる程度の量になると思います。
私はパートナーにも実験として使わせているので、少量をコットンにとり、パタパタとのばしております。

この蜂蜜”生”化粧水の利用において大事なことは次の2つ。
・生です。保管は必ず”冷蔵庫”で。
・作ってから2~3週間で使い切ってください。3週間を超える要廃棄。

2017/3/29 追記
・防腐剤が入っていないので腐る前に使い切ることが大切です。なるべく早く使い切りましょう。
・保存用のボトルや用具も、煮沸するなど清潔なものを利用してください。

私が使ってみた感想は、「すごくいい!」です。
もともと、アトピー性皮膚炎とアレルギー体質なので、どんな化粧品を使っても、必ず軽く引きつった感じと、ヒリヒリ感があったのですが、蜂蜜”生”化粧水は全くそれらの嫌な感覚はなく、肌にすっと馴染みすぐにシットリします。
「どんなものかしら?」と半信半疑で作ったものの、この実感と成果?に大満足。
ちなみにパートナーは私よりも日々のお肌ケアに敏感で、毎朝毎晩いろいろなクリームを顔に塗りたくっていますが、この蜂蜜”生”化粧水の使い心地に驚嘆していました。 ただ、化粧水の瓶が冷蔵庫に入っているのでついつい忘れちゃうのが残念ですが…。

クレオパトラ7世や古代ローマ皇帝のネロの妻が蜂蜜を化粧品として使っていたと言われています。そんな太古の昔から美肌生活をささえてきた蜂蜜、現代でも存分にその威力を発揮するなんて、ほんとすごい!
ぜひ、騙されたと思って試してみてください。
お肌の弱い方におすすめです。
日焼けのほてりを取るローションとしても良いらしいですよ。

 


 

Tasting Italyはイタリア ピエモンテ州アスティにある小さな会社です。
養蜂業を中心に、各種の純粋蜂蜜の生産や、蜂蜜を使ったグラッパの製造などを手掛ける新しい企業です。日本を含め海外への商品輸出に向けて、現在、生産量の安定を目指しており、今年2017年に初の正規品としての販売を目指しています。
日々の活動や、蜂達の様子は、Facebookページにてご覧いただけます。※日本語訳もついています。ぜひ、ページへの「いいね」をお待ちしています。
Tasting Italy FaceBookページ  https://www.facebook.com/tastingitaly.apicoltura/

またTasting Italyの蜂蜜商品へのご質問は、下段の問い合わせフォームより行っていただけます。ご要望などもご自由にお聞かせください。


イタリア産アカシア蜂蜜の効能/Miele di acacia Tasting Italy scritto in Giapponese

蜂蜜、みなさん、日常的に召し上がられますか?
ここイタリアでは蜂蜜はだいたいどの家庭にも常備されていて、比較的ポピュラーな食材の一つに感じます。いただき方も、パンにつけたり、紅茶に入れたり、チーズのおともにしたり、お肉料理で肉を柔らかくするためにつかったり。
日本では蜂蜜の”種類”を意識したことはあまり無かったのですが、実際には色々と種類があります。この差は、働き蜂達が花蜜を採取する草木花の違いから生じます。 よく知られているのが、おそらく”百花蜜”。その名の通りいろいろな花の蜜が混合した蜂蜜で採取しやすい種類になります。
Tasting Italy では、百花蜜/Mille Fiori はもちろん、菩提樹の花/Tiglio や 栗の花/Castagno、アカシア/Acacia そして、この2017年の春は桜/Ciliegio の蜂蜜などを生産しています。ちなみに、蜂達は春から夏にかけて花蜜を採取します。ですので製品が完成するのは夏の終わりになります。もう少しお待ちくださいね。

さて、2016年の蜂蜜なのですが、ここイタリアでは天候不順が生じたため、なんと、イタリア全体での蜂蜜生産量は例年の30%という驚くべき状況になりました。ですので、私たちTasting Italyでの蜂蜜生産量も非常に少なく、製品もすぐに売り切れ、という状態でした。 ですが、私の手元には大事に取っておいた「アカシア蜂蜜/Miele Acacia」が…。
せっかくなので、このTasting Italyのアカシア蜂蜜を開封していただいてみましょう!

イタリアではアカシア蜂蜜は、蜂蜜の中でも高級蜂蜜に分類されます。花がとても繊細で、強い雨が降ったり強い風が吹くとすべて落ちてしまうのです。ですので、生産が難しい蜂蜜の一つなのです。日本国産のアカシア蜂蜜は数が少なさそうですね。もっぱら国内を流通しているのはルーマニア産の様ですね。

アカシア蜂蜜の色合いは輝くような黄金色で、他の種類と比較すると透明度が高くなります。そして、アカシア蜂蜜の特徴は固まりにくいことにあります。なぜ固まりにくいのかというと、果糖が高いため。そのためかたまりにくく、寒い冬場を超えてもこの状態を保っています。蜂蜜匙ですくうとこんな感じ。するするとしずくが流れるように落ちていきます。

味わいはと言いますと、小さな白い花がギュウっとつまった感じのさわやかさの中に、しっかりとした甘みがあります。糖度の高さがよくりかいできる凝縮感
でもこの甘味、くせは無く、甘いものが苦手な方にも味わってもらえる自然な風味です。
まったりと口いっぱいに蜂蜜感がひろがりますが、すこし酸っぱい感じが後味でスンとでてくるので、しつこさは全くありません。
繊細さと上品で存在感のある甘さをしっかりと楽しむためにも、お食事で使うよりはパンやパンケーキなどにサラリとかけて召し上がっていただくことをお勧めします。
私は毎日朝食でいただいている、5種類のシリアル入りのミニスライスパンをしっかりトーストしたものに合わせていただきました。
アツアツのパンにとろりと乗っかった蜂蜜…相性抜群。蜂蜜自体の美味しさが、香ばしいパンの味わいと相まって楽しめました。

蜂蜜は自然が生んだ健康食品としてよく知られていますが、このアカシアの蜂蜜は血糖値をあげにくい性質があり、砂糖などで摂取していた糖をアカシア蜂蜜に変えることでメタボリックシンドロームや生活習慣病のリスクを抑えることができると言われています。
また効能として、活力増強、便秘の解消、喉の抗炎症への対抗、消化器系の病気、肝臓の解毒、胃酸調整などが挙げられ、まさに自然界の恵みの”美味しい”powerフード。(美味しいがキーワードです)

Tasting Italyはイタリア北部ピエモンテ州アスティ県で養蜂を行っています。ケミカル製品をできるだけ利用せず、自社基準をビオBIO製品と同等にし、蜂にやさしい環境づくりを心がけています。
アカシアは例年、4月末から5月初旬に開花します。今年はしっかりと咲き誇ってくれることを期待して待ちましょう!
ちなみにラベルは2016年バージョンで、2017年は変更予定です。

Tasting Italyはイタリア ピエモンテ州アスティにある小さな会社です。
養蜂業を中心に、各種の純粋蜂蜜の生産や、蜂蜜を使ったグラッパの製造などを手掛ける新しい企業です。日本を含め海外への商品輸出に向けて、現在、生産量の安定を目指しており、今年2017年に初の正規品としての販売を目指しています。
日々の活動や、蜂達の様子は、Facebookページにてご覧いただけます。※日本語訳もついています。ぜひ、ページへの「いいね」をお待ちしています。
Tasting Italy FaceBookページ  https://www.facebook.com/tastingitaly.apicoltura/

またTasting Italyの蜂蜜商品へのご質問は、下段の問い合わせフォームより行っていただけます。ご要望などもご自由にお聞かせください。


イタリア・ピエモンテ州の蜂蜜に迫る/ Gita per Tasting Italy

Tasting Italy, il produttore del miele, sta a Montiglio in Piemonte.
All’inizio di febbraio, ho visitato la laboratorio a vedere le condizioni.
Da casa mia a lì ci sono volute 5, 6 ore.  Il luogo è bellissimo, tranquillo e nebbioso.  Posso immaginare che gli ambienti siano ottimi per gli api.
Ho scritto tutto in Giapponese. Se volete vedere precisamente, seguite il Fan page di Facebook.  Grazie.

Tasting Italy (テイスティングイタリー)は、蜂蜜の生産者でピエモンテ州のモンティリオに位置します。2月の初めに彼らの状況を見学しにラボラトリオを訪ねてきました。 私が住むアンコーナからは車で5,6時間と言ったところでしょうか。とても美しく穏やかで、霧ぶかいエリアです。環境は蜂たちにとって非常に良いこと想像できます。
(ミラノから車で1時間程度。Fiat社のあるトリノにも程近く、イタリア屈指の食文化を楽しめるエリアです)

2月というと真冬。蜂たちの活動は最小限で、もちろん蜂蜜は作らず静かに越冬し春の訪れを待っています。ですので、工場内には蜂の巣箱が沢山積み上げられていました。
このピンク色の巣箱は購入したもの。
じゃ、緑色の巣箱は? というと、なんと手造り!
蜂蜜の生産にはかなり厳しい基準があり、添加物や化学物質などの混入によって商品価値が下がることがままあります。「買ってきた巣箱の製品への安全性」を疑うならばば、自分たちで造ったほううが話が早い、と作り始めたのだとか…。なので、工場内には、電動イトノコなんかも設置されています。これもアピクラトーレの大切な仕事の1つ。時間が明けば新しい巣箱を造るのだとか。蜂たちが嬢王蜂を中心に小コローにとして作り上げる蜂の巣が入る一段目の巣箱があります。一段目の巣箱が蜂蜜つで満たされると、二段目に空の巣箱を設置。そうすると、蜂たちは「あ、まだ満たさないといけない空間があるな」と認識し、花蜜の採取を続けるのだとか。空間が蜜で満たされると、蜂たちは満足して新しく花蜜を採取しに出かけることをやめるのだそうです。こうやって、巣箱が満タンになればその上に新しい巣箱を置く、という事を繰り返しできるだけ多くの量を採取できるようにします。
だからこんなにいっぱいの「巣箱」が必要なんですよね。次期の「豊作」を願って、沢山たくさん準備しておかないといけません。信頼の出来る業者さんから資材を購入し造り上げる。ローコストであり、しかも安心できるものを使いたい、という彼らの気持ちがよく理解できました。話を聞くだけで蜂蜜に対するイタリア政府の対応がかなり厳格なことも明確になり「基本、工業製品ではない蜂蜜は、BIOマークがなくてもBIO基準はクリアしていると思うよ」と、アピクラトーレのアンジェロの言葉。私たちの製品はBIOマークは取ってないのですが、自然派のBIO製品と遜色ないクオリティを保っているのも見て取れます。

こんな感じでミツバチがコロニーをつくって、ここに蜂蜜がたまるのさ、と見せてくれたもの。
なるほど…すごいや。指を突っ込んだら甘い蜜がとれるんですよ!

この塊りはさて何でしょう?
これは砂糖が主成分の蜂のご飯です。
因みにこれもアンジェロの自作。一度、市販品を利用したらしいのですが、成分が不確かなため、自分で造ることにしたとか。アンジェロは優秀なコックでもあるので、蜂たちもとっても幸せなことでしょう。

わたしもちょっと不思議だったんです。蜂って花がない時期は何しているの?と。 彼らはコロニー内で次の春の花蜜が採れる時期まで静かに過ごすそうです。完全に眠るわけではなく、春に全力で働けるように体力を蓄えつつ休んでいるのだとか…。ただ、彼らの冬場の食料となる蜂蜜は残念ながら十分には残っていません。ここでこの”特別食”が登場するのです。巣箱の上に置かれたアンジェロ特製パワー食を蜂たちが食べてているのが見えます。こうやって、力を満々に蓄えさせ、花が咲いた瞬間に120%の力を出して花蜜を採取できるように準備させているとのことです。さすがミツバチ、働き蜂です。

ラボラトリーの近くに備えた蜂の巣箱。その前にはほとんど何も無い自然が広がります。蜂の行動範囲は約5km程度らしく、その範囲内に彼らの活動を邪魔するような有害物質を生む施設がないことを確認してから巣箱を設置しています。だからこそ、自然に近い力強い味わいの蜂蜜が誕生するんですよね。
訪れたこの日、嬉しいニュースがありました。
なんと、近所で広大な敷地を持つ方が「桜の木」が植わったエリアがあるとのことで、そこに蜂の巣箱を設置させて頂けるようになるとのこと! 桜の蜂蜜ってすごく素敵な響きですよね。

まだまだ冬だと思っていたのですが、気づけばもう3月!
蜂たちの目覚めもそろそろです。私たちも頑張らないと!!

イタリア ピエモンテ州産の蜂蜜にご興味がある方、いつでもご連絡下さい。
製品パンフレットや価格が決まりしだい、すぐにご案内させて頂きます!

丹羽淳子