ウンブリア州ワイナリー『Arnaldo Caprai/アルナルド・カプライ』へ

Ciao a tutti, sono Atsukoca.
長い間ブログの更新をしておりませんでしたが、生きています!今年の夏は本当に暑くて、何もする気力が起きず、毎日、汗をかきながらグウタラに過ごしておりました。今週からすこし暑さも和らぎ、一気に秋になるかな?という感じです。
相方のパートナー氏の2週間の夏休み(第一弾)を利用して、ウンブリア州までワイナリーツアーに行ってきました。マルケ州の東隣りにあるウンブリア州、Perugia(ペルージャ)や、Assisi(アッシジ)で知られる州ですが、なんと私の住む街から1時間半もかからずに遊びに行けるのです。しかも高速道路ではなく、スーパーストラーダというフリーファイウェイ。時速100㎞超えでビュンビュン快調に飛ばせるのでとっても楽ちんです。

今回伺ったワイナリーはこちら。Montefalcoにある、『Arnoldo Caprai』です。イタリアワインをお好きな方なら、召し上がったことがあるのでは無いでしょうか? 歴史はそれほど古くはないですが、ウンブリア州のDOCGワインであるモンテファルコサグランティーノ『Montefalco Sagrantino』が有名ですが、このサグランティーノという黒ブドウ品種をここまで美味しく育て上げたのがこのカンティーナの創始者である、アルナルド カプライ氏なんだそうですよ。
カンティーナには朝早くからたくさんのお客様がひっきりなしにやってきておりました。殆どが観光客のようで、英語を話す人が多かったようにおもいます。右側が一面に広がる彼らの畑です。丘の上に、お城のような居宅が見えますが、元々はあちらでワインを造っていたらしいです。近くに高い建物もなく、ぶどうの木で囲まれた素晴らしい景色が楽しめました。もちろん、オリーブも栽培していて、今は新物が出る直前なので、販売用の物は無く売り切れ状態でしたが、味見だけはさせて頂けました。文句なしで美味しかったです。
左側の写真が試飲ルームです。広くて立派。このカウンターに何組かのお客様が鈴なりになって、スタンディングで試飲をされていました。15ユーロほどかかるとか。右側は「実験用の畑」とのことで、1990年代から、ぶどうの発育にはどの木の剪定が適しているのかを調査するための畑だとのこと。グイヨーやアルベレッロなど、いろんなタイプの樹形でサグランティーノが植わっていました。見たところ、あまり真剣に実験しているようには感じられませんでしたが…。まぁ、1つのパフォーマンスのようなものでしょう。
驚いたのが、バリック(木樽)部屋。わたし、こんなに積み上げられた木樽、見たこと無いかも…と思うほど圧巻でした。地下部分にあって、空調もあるので空気はひんやり。確か湿度は60%と言っていたような。素晴らしいお部屋でした。木樽はすべてこの225lサイズでフランス産のオークだそうです。大樽を使わないとは、サグランティーノのタンニンの強さからかな? 質問をするのを忘れました。

さて、私たちの試飲は、超高級バージョン!なんとひとり40ユーロ!!! 目が飛び出ました。本当に…。丁寧に畑やワイナリーを説明してもらい、立ち飲みで試飲をしている人たちを横目で見ながら、試飲ルームへと通されました。グラスも6脚用意されています。まだ朝の10時過ぎだというのに…。多くのワイナリーが無料でがぶがぶ試飲させてくれることを考えると、ちょっと高すぎるんじゃないかな~?と思った私でした。

白ワイン1
Collo Martani Grechetto DOC Grecante
伝統的な白ワイン。土着品種のグレケット100%。ミネラル感がガツンと来て、その後にフルーツ感が爽やかに広がります。好きな味わいです。

 

 


白ワイン2
Umbria Bianco IGT Cuvée secrète
樽熟成を効かせた白ワイン。シャルドネとグレケットなどの白ぶどうの掛け合わせですが、何の品種がどれだけ入っているのかは秘密。イタリアではあまり見ないスクリューキャップを採用していました。オーナーは常に革新的なアイデアをお持ちです。お味は樽のまろやかさもありながら、酸味が抑えめでスルッとていました。余韻が期待したよりも短め。

 

赤ワイン2
Montefalco Rosso Riserva DOC
サグランティーノ70%、カベルネソーヴィニヨンとメルロー各15%、木樽熟成20ヶ月。
サグランティーノを初めてちゃんと飲む機会がやってきました。味わいは「パワー半端無いタンニン」です。ただ、他のぶどうのおかで、良い感じに飲みやすくはなっています。

赤ワイン2
Montefalco Sagrantino DOGC Collepiano
サグランティーノ100%。色が濃く赤い果実を甘く煮込んだコンフェっトゥーラの味わい。タンニンは生き生きとし、舌を驚かします。まだまだ待てます。

 


赤ワイン3
Montefalco Sagrantino DOGC VALDIMAGGIO
サグランティーノ100%。
すこしフルーツ感があり、飲みやすい。単独の畑から収穫した葡萄を使っているそうです。

 

 


赤ワイン4
Montefalco Sagrantino DOCG 25 anni
サグランティーノ100%。樽熟成24ヶ月。元々はパッシートととして使われていたサグランティーノを、食事に合わす用として改良し、製品化された25年目を祝うワイン。やわらかさが増すが、タンニンの強さは健在。

 

 6つのワインの試飲が終わり、「何か他に飲みたいものはありますか?」との質問。そりゃ。40ユーロだものね…。ピノ・ネーロに興味があったので、こちらを試飲させていただきました。
赤ワイン5
Pinot Nero IGT Nero Outsider
味わいは、ピノ・ネーロ自体の柔らかさがあまり感じられず、ちょっとゴツゴツしていたのが残念。やっぱりイタリア北部じゃないと美味しいピノ・ネーロには出会えないのかな…。

サグランティーノの力強さに驚くばかりの試飲になりました。本当に大きくて立派なカンティーナさんで、つい最近導入したという瓶詰め工程を担うマシンは初めてみる巨大さでした。空き瓶の扱いから、箱の箱詰めまでが全てオートメーション化されており、5日間もフル稼働させれば、世界各国に輸出できる分量が完成するよ!とのことでした。
サグランティーノ、かなり好きになりました。「赤ワインを飲んでる!」っていう感じの赤で、タンニンの荒くれぶりが面白く、モンテファルコサグランティーノをDOCGはサグランティーノ100%なので、造り手さんによって味わいがかなり変わるように感じました。

2017年9月1日更新
丹羽淳子

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カンティーナ名 ARNALDO CAPRAI アルナルド カプライ
HP http://www.arnaldocaprai.it
住所 Torre di Montefalco 06036 Montefalco (PG) Italia
問合せ  tour@arnaldocaprai.it
電話  +39 0742/378802
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マルケ州ワイナリー『Le Caniette/レ・カニエッテ』へ

フィレンツェからやって来たソムリエカップルと巡るマルケ州のワイナリーシリーズ第2弾。第1弾の『Sartarelli』編はコチラから。また1週間以上日があいてからの投稿です。忘れないように早く早く!と思いながら、もうこんなに日が経っていて「そりゃ、年を取るのも早くなるわ」と納得です…。 さて、気を取り直して本題です! このカンティーナ(ワイナリー)、マルケ州の最南部のアスコリピチェーノ県に位置します。もう少し南側はすぐにアブルッツォ州。アドリア海から少し内陸部にこのカンティーナは位置しますが、写真の通り高台に位置し、その為アドリア海も望むことが出来ます。この地勢が美味しいワイン、いや、マルケ州独特のワインを産む秘密なんでしょうね。ただ、このエリアになるとヴェルディッキオは栽培されておらず、白ブドウの品種はもっぱら、ペコリーノとパッセリーナなどになります。こちらのワイナリー探訪を所望したのはわがパートナー。美味しいと有名で、確かに私も何度か彼らの受賞したワインを頂戴したことはあります。でも、実際あまり味を覚えていなくて、エチケットの印象のみ。そのエチケットもあとからご紹介いたします。
 
さて、試飲の前にはお決まりのカンティーナ内探訪。
ひょえ!樽だらけ!大きな二部屋を見学できるのですが、おなじみのステンレスタンクなどは見受けられず、全て木樽が配されています。「山の傾斜に堀り込む形で造っているから涼しんだよ」とのこと。確かに涼しい。それにしても、生産量がそれほど多くないと聞いていましたが、その割合としてこの樽の量は多すぎない?と不思議に思っちゃうほど。でもよくわかりました。フレッシュさが決め手の白ブドウ品種、ペコリーノにも樽熟成をしたりするんです。なるほどね~。
試飲スペースとなるのはこちらのサーラ(部屋)。前面がガラス張りで、最初写真の風景を楽しめます。室内の調度品もオシャレですね。どんなワインがいただけるのかワクワク。
この日、私たちを3時間にわたってガイドしてくださったのは、こちらのカンティーナのオーナーさんの一人、Ginoさん。ご兄弟で運営されているらしいです。Ginoさんは基本は畑の管理が主。土曜日にもかかわらず、3時間も我々にお付き合いくださって本当に感謝です。途中、奥様から「私らこれから海に行くから」なんて電話も受けてらっしゃりました。彼の説明はとっても丁寧。でもコマーシャルな感じは全くなく、作り手として実直にわかりやすくお話しくださった姿が印象的でした。本当に、ワイン、そしてカンティーナは「人」が作るものですよね。美味しさの印象も、その対応一つで全く変わります。どんな仕事、事象でもこれは根本として変わらずあるものでしょうね。

試飲1つめ。Lucrezia  GP Passerina 2016
100%パッセリーナを使った白ワイン。こちらは樽は利用せずステンレスタンクのみでの精製。香りはお花やフルーツの香りがはっきりと感じられ、味わいも華やか。さらっと簡単に飲めちゃう白ワインかと思っていましたが、味わいも豊か。
2つ目は  Veronica  DOCG OFFIDA Pecorino
ペコリーノ100%。こちらもまたペコリーノが持つ個性をしっかりと感じます。ちょっとトロピカルな黄桃やパンションフルーツの感じ、酸味も綺麗で飲みごしよし。7ヶ月の瓶熟成、フィルターせずに澱も一緒に瓶詰めしているとか。
因みに、こちらのワイナリーのブドウはBIO認定を受けています。自然の力をしっかりため込んだ味になっている!と実感。

そしてそして3本目、4本目は、嬉しい驚きがあった DOCG OFFIDA PECORINO「IO SONO GAIA」。私はGAIAよ。という意味のワインなのですが、なぜにこの名前かと言いますと、先の二本の白ワイン、どちらも娘さんのお名前らしいんです。でも、まだお一人名前がワインになってらっしゃらない娘さん,GAIAさんがいらしゃり、その彼女の名前を一番新しくできたワインに、彼女が小さい時に描いた絵をエチケットにして付けたんだとか。確かに、このエチケットは個性的ですよね。そして、味わいも個性的。それもそのはず、こちらが件の1年間の樽熟成をきかせたペコリーノワイン。味わいに丸みを帯び、かなりスモーキーな雰囲気が漂います。ヴァニラ香ですね。さわやかさは薄れもったりまったりとした感じに。「これって、もっと待って(熟成させて)から飲んでみたらどうなるの?」と2015年モノ(写真左)を戴いてからGinoに素朴に質問をしたら、なんと特別に2010年のヴィンテージも試飲させてくださいました! それが写真右。色が全然違いますよね。これほど変わるものなのか。。。とびっくり。味わいも驚くほどにまろやか。しっかりと感じていたバニラ感がやらかく、何のひっかかりもなく口の中を通っていく素敵な味わいです。これは嬉しい発見でした。

 はい、それでは5本目。やっと赤。
ROSS BELLO
DOC PICENO サンジョベーゼ50% モンテプルチアーノ50% うーんなんでもとっても美味しいんです。まず一つ目は香りが高い。この日は猛暑だったのに、こんなに赤ワインが美味しく感じるとは…。酸味を感じ、赤い小さな木の実の香り、味わいもブルーペリーやラズベリーの酸味の利いた甘さがあります。こちらはステンレスもしくはセメント樽のみでを使って醸造されています。

 
6本目は MORELLONE DOC PICENO 70%モンテプルチアーノ 30%サンジョベーゼ  2年間の樽熟成を経て、モンテプルチアーノ多め。しっかりした味わい、ボディ、余韻、まろやかさUP。
7本目 Nero di Vite(ぶどう畑の黒)サンジョベーゼ50% モンテプルチアーノ50%  お値段がちょっと上がります(笑) こちらは、新樽を使って3年間の熟成を利かせたもの。このクラスに来ると味わいもかなり変わってきます。このワインだけを噛んで飲みたい。ブルーベリーや黒い果実をじっくり煮込んだような甘さ、でも酸味もうっすらとあり、タンニンも綺麗に感じることでき、余韻ももちろん長い。チョコレートの苦みや、野菜の持つ青苦い味わいも感じられます。

そして、最後の1本はこちら。Marche Rosso IGT Cinabro。 Bordò 100%。
このクラスのワインはなかなかマルケ州では出会わない逸品。Bordòと呼ばれる品種で、クローンはグルナッシュ(実際のところ、いまだちゃんとは解明されていないとか)、こちらを100%利用です。因みにフランスは全く関係ありません。
30ヶ月、115lというミニ木樽で熟成、その後瓶詰めし、最低6ヶ月間の熟成を経てリリースされます。Ginoさん、このワインを試飲するために特別なワイングラスを用意してくださいました。グルナッシュってこんなんでした?(私のイメージは甘さとタンニン)というような、スパイス感。甘さはありますが、今までの経験のある、ねっとりした甘さというよりも、サラッとした果実感の甘さです。タンニンはほどよく柔らかくなり、余韻が長い…。これはもったいなくて残さず全部いただきました。そして、我が家にも1本お持ち帰りさせていただきました。恐らく、勿体なさ過ぎて何年も飲まずに大事に温存されている事でしょう…。
こちらのこのBordòを使ったワインは、このエリアの少数の生産者で大事に造られているシリーズだそうです。マルケ州で知らない人はいないであろうカンティーナ『Oasi Degli Angeli』もこのうちの一カンティーナだそうですよ。 こちらのLuciano Pignataroさんのブログに紹介されていました。
 Grazie a http://www.lucianopignataro.it/

我が家から車で1時間程度の場所。それだけの距離なのに、全く異なる性質、味わいを持つ異品種のワインが楽しめます。そして、この近くにも数多くの素晴らしい作り手さんがいらっしゃります。まだまだ訪れてみなくてはいけないワイナリーがいっぱいあります。
「試飲したワイン全てを、『美味しい』って思うことってなかなかないよね」フィレンツェの友人(女性)がふともらした言葉です。私もとても共感しました。味わいは好みですので、美味しいと表現するのはソムリエとしては失格だ、と言われたこともありますが、少なくとも私達は大満足なデグスタッツィオーネになりました。(男性二人に関しては、購入したワインの量がそれを物語ってております。”大きな”なお買い物も終え、大満足。気持ちも大きくなったところで、最後にみんなで記念写真。ほんとよく飲んだし、よく買った(笑) 自宅の近所では買えないから良しとしましょう!

こちらのカンティーナへのご同行など、ぜひご連絡下さいね!3名様まででしたら自家用車で、4名以上様でしたらハイヤーでお供いたします。お気軽にお問い合わせください。

2017年7月18日
丹羽淳子

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カンティーナ名 Le Caniette レカニエッテ
HP http://www.lecaniette.it
住所 C.da Canali, 23 63065 Ripatransone (AP)
問合せ  info@lecaniette.it
電話  +39 0735 9200
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遺跡の街で葡萄と水牛を育むカンティーナ『San Salvatore 1988』へ

イタリア周遊・弾丸6泊7日の旅で伺ったカンティーナさんの備忘録的ブログです。思い起こせば度に出たのはもう1ヶ月以上前のこと。
今回ご紹介するこちらのカンティーナさんは、4つ廻る予定の中で1番最初に訪れた場所になります。
記憶はちゃんとあるのですが、いかんせん手持ちの写真が1枚もありません。
旅のご同行者の皆様の写真をお借りし、雰囲気だけでもお伝えさせて頂きます。
カンティーナのHPアドレスはこちらです。
http://www.sansalvatore1988.it/


Grazie al sito di San Salvatore 1988

今回、私たちがまず最初に向かったのはカンティーナ(ワインの製造所)があるエリアです。彼らのぶどう畑のすぐ近くに新しいカンティーナはありますが、このぶどう畑、本当に絶景ですよね。海からの20㎞ほどの距離で、ぶどう達は潮風の影響を受けるとおっしゃっていました。まるでマルケ州のようですね。この写真を見てお分かりいただけるように、なだらかな丘の向こう側にすぐそびえ立つ山。この山が海風を遮り、また、山からは冷たい風が降りてくる、独特な気候を彼らの畑にもたらしていることが図りとれます。
私たちが拝見した畑があるのは、Paestum遺跡の近く。こんなに立派な遺跡がこんな場所にあるとは全く知りませんでした。
イタリア、見る所が多すぎます。メジャーな場所だけでも回りきれないのに、メジャーじゃなくてもこんなに偉大なモノがあるなんて…。もちろん世界遺産です。保存状態というよりも、野ざらしですが巨大です。歴史好きな方にはたまらないでしょうね。

こちらがモッツァレラチーズの素となる、お乳を生み出してくれる水牛達。
確か、数百頭が暮らしています。
お乳が出なくなった乳牛は、食用に廻るとか。
自然に開け放たれた牛舎で、土を踏みしめ、自由に遊べる場所もあるので、牛さんも楽に過ごせるかな?そして、もちろんBGMはクラッシック。本当にクラッシクをかけるべきなのかどうか、ちょっと疑問ではあります…。特に音楽がなくても周りがとっても自然なので。

さて、お待ちかねのワインのデグスタッツィオーネです。
今回はお昼ごはんと一緒にお味見をということで、彼らが経営するお店 La Dispensaにお伺いしました。

https://www.facebook.com/ladispensa1988/

画像に含まれている可能性があるもの:座ってる(複数の人)、テーブル、室内
お店の雰囲気はこのような感じです。FBから頂きました。お食事を戴く空間は半外です。簡易な仕切りで区切られたエリア。非常にあかるく開放感があります。雨にも当たらず、囲いもありますが、イメージは戸外で食事をしている感じ。La Dispennsa という名前通り、レストラン前にはワインは勿論、モッツァレラチーズやパン、ドルチェなどを持ち帰り用で購入できるショップスペースも。

 

お待ちかねのデグスタッツィオーネを担当してくれたのは、Mario氏。ありがとううございます。
今回戴いたワインは5種類。
PALINURO (フィアーノ・グレコ・ファランギーナの三種混醸)
TRENTENARE (フィアーノ100%)
CERAZO(アリアニコ100% ステンレスタンク熟成)
JIUNGANO (アリアニコ100% 大樽と小樽を使った木樽での1年間熟成)
GILLO DORFLES (アリアニコ100% 25ヶ月の新樽熟成)

一番最初に戴いた、PALINUROは3種類のぶどうのブレンドとあって、香りは高く、味わいは軽やかにフルーツ感あり。日本ではかなり好かれる味わいじゃないかしら?と感じます。TRENETENAREはフィアーノ100%ですが、苦味が控えめでこちらもスッキリとやわらかい味わい。この1本を家におみやげとして持ち帰ったのですが、「Fiano di Avellinoとは全然違う」というのが、我が家のもうひとりのソムリエの意見でした。
アリアニコも、どれも本当にキレイな味わい。透き通っています。力強さももちろんあります。野生っぽさは殆ど無いですね。恐らくこちらのカンティーナさんの表現しいワインの方向性なのでしょう。
もちろん、こちらが作った朝どりモッツァレラチーズも!リコッタチーズも水牛のお乳で作ったものなので、普段のやぎのリコッタよりも食べやすい。何でも新鮮なものを戴くのは幸せで美味しいですよね。モッツァレラチーズの優秀な所は、白ワインでも軽めの赤ワインでも合わせられるところじゃないかしら…? 因みに燻製タイプも有りましたが、こちらならちょっと樽を効かせたワインでも合いますよね。

カンティーナでは、ワインの製造ラインを説明してただく方、畑を説明してただく方、そして水牛の飼育ついて説明していただく方、そして食事ではマリオさんや他のカメリエーレの皆さんに大変お世話になりました。食事も美味しいし、お土産もいっぱい帰るし、何と言ってもアマルフィ海岸やパエストゥムにも近いので、ぜひ、旅の一過程入れて欲しいカンティーナとお店です。

お写真は旅の同行者のN様、そして旅の主催者であるVineria Bravuraさんのブログよりお借りしました。ありがとうございます。
Vineria Bravuraさんのブログはこちらから。

2017年7月14日
丹羽淳子

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カンティーナ名 Azienda Agricola San Salvatore 1988
HP http://www.sansalvatore1988.it/
住所 sede legale contrada Zerrilli 84075 Stio (Sa)
Parco Nazionale del Cilento
問合せ   info@sansalvatore1988.it
電話  +39 0828 1990900
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Brindisi を代表するカンティーナ『Tenute Rubino』

南イタリア周遊・弾丸6泊7日の旅で伺ったカンティーナさんの備忘録的ブログです。
カンティーナ見学時は通訳業を承っていたために、写真がほとんどとれておらず、ワインの詳細よりも、どんなに”楽しい”雰囲気だったかのレポートになります。
初回ですが、3つ目に伺ったプーリア州ブリンディジにあるカンティーナ『Tenute Rubino』さんの紹介から始めましょう。日本で情報はこちらのFBをご参考ください。
https://www.facebook.com/TenuteRubinoAsia/

ブリンディジってどこよ?と私も思いました。全く聞いたことのない地名…。街の歴史は古く、アッピア街道の始まり(もしくは終わり)の地になります。ブリンディジの港から、地中海地方へ船で漕ぎ出でる古くは交易のかなめの地だったとか。乾杯をするときに「Facciamo Brindisi! (ファッチャーモ ブリンディジ!)ブリンディジしよう!」というのですが、これは元々は出港する人々への航路の安全を祈った言葉らしいです。
こちらの柱が旅の始まりと終わりを告げるもの。街のシンボルです。

『Tenute Rubino』の本社工場は、そのブリンディジ港のすぐ近くにあり、私たちが訪れたのは日曜日で、イタリア人は絶対に働かない日であるにも関わらず、二人のスタッフは私たちに心尽くしのオモテナシしてくださいました。感謝感謝です。


社名板の前で記念撮影の様子。

このカンティーナさん、驚くことなかれ、生産本数は120万本!!
約30%が国内向け、そのほかは輸出されていると言うから立派です。現在のオーナーのお父様がぶどう畑を購入し、ぶどうをフランスやイタリア北部のワイン生産者に販売する業をなされていましたが、現在では自社でのワイン製造ラインを確立し、美味しいワインをたくさん生産されています。
私的にもっとも注目すべき品種はスッスマニエッロという土着品種の赤ぶどう。収穫量が減り、ほとんどだれもが見向きもしなかったこの品種に再び目を向け栽培をし、今じゃ多くのプーリアの生産者が栽培するようになったとか。
彼らのスッスマニエッロ畑。畑の向こうにはアドリア海なんです。
この畑に必要なのはアドリア海からの風と塩っけ。納得です。海の影響を受けたぶどうで造られるワインですね。
見学の途中は通訳に必死のパッチで写真は全くとれず。この写真は旅の主催者であるBravuraさんのブログからお借りしました。Grazie mille a Bravura!
とても細かく書かれていますので、ぜひ、こちらのブログもどうぞ!

カンティーナ(工場)については、素晴らしいの一言でした。まずは初心者でも理解しやすいように、説明用の展示がギャラリー形式で飾られており、そこを、今回、私たちを大接待してくれた担当者のAnnaさんが詳しく説明。
その後、ワインの製造工程を順を追って見学させていただきました。

確か20種類を超えるラインナップを持つ彼ら。スプマンテ、ロゼ、白、赤、ドルチェと全てのワインを愉しめます。あぁ、すべてを飲んでみたい…なんてこの時は思っていました。お写真は旅のご同行者様のお写真を拝借しました。Y様、ありがとうございます。

そしてお待ちかねのテイスティングなのですが、今回は先方のご厚意もあり、なんと彼らが経営するブリンディジ港に面したワインバーでお夕飯を取りながらという素晴らしいシチュエーション!彼らのFBページ https://www.facebook.com/vinotecanumeroprimo/

試飲の前にはかるーくCin Cin!
いえいえ「Facciamo Brindisi! 」でした。
担当のAnnaさん。ピチピチで朗らかで可愛い女性です。英語も堪能ですよ!
一番最初に戴いたのがスッスマニエッロのスプマンテ。メトドクラシコ(シャンパーニュ製法)タイプ。泡が細かく、持続性があり、そしてこの色味が綺麗。ロゼの柔らかなピンクというよりは、力強さを感じる色味です。暑さ厳しい日の一杯目に、アサヒビールのスーパードライのキレッキレ感を求めるように、スプマンテならこのちょっと苦みの感じる爽やか感がぴったしに感じます。

この日はお料理とワインのアッビナメントももちろんですが、なんとなんと、9種類に及ぶワインを試飲させていただきました、写真を撮る間もなく、あれよあれよとワインの栓が抜かれ、試飲している私たちもどんどん陽気になっていき、食事が終わるころには半分壊れてしまっている人も…。本当にごちそうさまでした。
ワインの詳細はぜひ、HPで…。https://www.tenuterubino.com/it/

ワインの紹介というよりは、普通のブログのような内容になってしまいましたが、日本からこんな離れた地でとても気持ちの良いおもてなしを戴けたことが、一番お伝えしたいこと、と言っても過言ではありません。
美味しいワインを作る、それをより多くの方に広める。
成功をおさめ、着実に大きな会社へと成長されいてるTenute Rubinoさんは、お客様とのコミュニケーションをとても大切にされていて、そこがこの会社の原点でもあられるのだろうな、と強く感じた1日でした。
プーリア州でカンティーナ(ワイナリー)巡りをお考えの方、ぜひ、こちらを訪れてみられてはいかがでしょうか?
2017年6月30日
丹羽淳子

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カンティーナ名 Tenute Rubino  テヌーテ ルビーノ
HP https://www.tenuterubino.com/
住所 Via Enrico Fermi, 50,72100 Brindisi
問合せ   info@tenuterubino.it
※日本語でのお問い合わせは、こちらのページのメッセージ画面を
ご利用になられるのがベターです。https://www.facebook.com/TenuteRubinoAsia/
電話  (+39)0831.571955
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wine ワインの勉強『Viticoltori Finocchi / ヴィティコルトリ フィノッキ』

1月7日、土曜日。
2017年はイタリア在住のソムリエらしく、ワインの勉強をしなければと思い立ち「近所にあるカンティーナ(ワイナリー)も全然行けてないわ。どこから行くものか?」と悩んでいたところ、 パートナー氏の元に「ワインを直接、生産者まで買いに行きたいんだけど、一緒に行かない?」一本の連絡が入りました。因みに、パートナー氏は生粋のイタリア人。生まれは北部のピエモンテ州で、今の住まいがここマルケ州。彼自身も10年ほど前にAISのイタリアソムリエの資格を取り、趣味としてワインを楽しんでいて私にとってはワインの師匠の様な存在です。
そんなパートナー氏が今回お友達のために選んだカンティーナさんはこちら。
Viticoltori Finocchi  ヴィティコルトリ フィノッキ
カンティーナがあるStaffolo/スタッフォロはアンコーナから山側へ30Km程度。マルケ州だけで生産される白葡萄種『Verdecchio/ヴェルデッキオ』を使ったワインで有名なエリアです。この生産者さんは2017年版のAISが選ぶマルケ州で飲むべきワインの一つにも選ばれいて、パートナー氏のお眼鏡にかないました。本のページ右側のボトルの右肩に小さく葡萄のマークが見えますよん?それが受賞の印しです。
(マルケ州らしい、やわらかな丘にある彼らの畑と、雪が積もった当日の様子。)

さて、この日は驚くほど寒い日でしたが、私たちが到着した午前11時頃にはカンティーナはSfuso(量り売りワイン)を買い求めるお客様でいっぱい。そんな中、ひいおじいちゃんの時代からのワイン造りを受け継ぐご兄弟マルコ氏、マウリツィオ氏のお二人が私たちを快く出迎えてくれました。屋号のFinocchiは彼らの名字とのこと。野菜のFinocchioの複数形かと思っていた私って一体‥? (Finocchioは日本ではフェンネルと呼ばれています。イタリア語ではOで終わる単数名詞の多くは、複数形になるとそのOがIに置き換わります。)
「ワインの試飲、あぁ大丈夫さ!どんな感じで飲んでみたいの?」と、その場で早速試飲開始。試飲用の整頓された美しい部屋でもなく、まさに今ワインを売っていた暖房も椅子も無い店先で私たちの試飲会は始まりました。
あ、でも、受賞の賞状もちゃんと飾られていますよ!
身振り手振りいっぱいで、詳しく説明中の図。ひいおじいちゃんが1900年初頭にワイン造りを始められ、今では育てる葡萄にあわせて4エリアで畑を所有し、ワインを製造するカンティーナも新しく建て替えられたとか。立派ですね!
この日戴いたワインは以下の通り。

『Incrocio Bruni 54』  I.G.T. Marche 2015
Verdecchio dei Castelli di Jesi D.O.C Classico 2015
『IL POJO』 Verdecchio dei Castelli di Jesi D.O.C Classico Superiore 2015
『FIORE』 Verdecchio dei Castelli di Jesi D.O.C.G Riserva  2012
『GIOVE』 Marche Rosso I.G.T. 2012
『FILELLU』 Rosso Piceno D.O.C  2011
『VISCIOLE』 このエリア特産の甘口リキュール。さくらんぼのエキスと赤ワインで作られます。

 

 

 

 

 

 

ワイン試飲のお供に、と急遽用意してもらったお口合の品々。タッパーに入ったままで出されたサラミは自家製だとか。塩の加減と脂の具合が最高でした。羊の乳を使ったチーズは、なんと近所に住むサルデーニャ地方から来た方が作ったものとか!サルデーニャ島は羊牧が有名なのです。抜群の美味しさ。ドルチェはマンマお手製でVISCIOLEとのアビナメントに持って来い!さすがイタリアンマンマ。よくわかってらっしゃります。
『Incrocio Bruni 54』  I.G.T. Marche  は、ソーヴィニョンブランとヴェルデッキオの交配種の葡萄、その名もIncrocio Bruni 54 を使ったワインです。ヴェルデッキオの力強さとソーヴィニョンブランの柑橘系のあるニガ爽やかさがあいまった味わい。

Verdecchio dei Castelli di Jesi D.O.C Classico は、ヴェルデッキオ100%のシッカリボディの白ワイン。ヴェルデッキオらしい骨格のしっかりした、それでいて少し華やいだ雰囲気が最後に感じられます。

『IL POJO』 Verdecchio dei Castelli di Jesi D.O.C Classico Superiore   は、クリュ(ぶどう畑)を選別し、選りすぐりヴェルデッキオ葡萄を使っています。瓶詰めまでに1年間の熟成を施し、味わいもすこし落ち着いた深みを感じられます。香りはフローラル、アーモンドなど。味わいはアロマティックで少しスパイスの感じもあります。

『FIORE』 Verdecchio dei Castelli di Jesi D.O.C.G Riserva  は樽熟成を施した、かなりしっかりとした味わい。ただ、ヴェルデッキオが果実感の高い葡萄なので、熟成感があいまっても古びた感じはなく、トースト香、アーモンド香の中にも生き生きとした果実感が楽しめるのが特徴的です。ソースをしっかり使った魚料理なんかにとっても合いそうですね。

 
Giove と FILELLU のエチケットは新しくなります。サイト参照ください。

『GIOVE』 Marche Rosso I.G.T. 「サンジョベーゼ100%だから『ジョーヴェ』って名前なんだ」と、ダジャレか!と突っ込みたくなったこちらのワイン。栽培し始めた時期は21世紀に入ってからで、今回味見させていただいたものが、市場に初めて出たヴィンテージだとか。樽熟成を経ているので、味わいはまろやか。サンジョベーゼらしい酸味も美しく感じられ、バランス良し。

『FILELLU』 Rosso Piceno D.O.C こちらはほぼモンテプルチアーノ種で、ジョーべ同様、樽熟成を経たもの。山葡萄やブルーペリーなのフルーツの香りも楽しめ、ワイン感があり、ほどよいボリュームが楽しめます。

『VISCIOLE』 さくらんぼのシロップと赤ワインを使って作られた甘口リキュール。こちらでは食後の口直しとして、また、ドルチェと合わせます。多くの生産者は完成した赤ワインを使うのですが、彼らは赤ワインになる前のモストと呼ばれるぶどうの絞り汁とさくらんぼシロップを合わせ発酵させています。味わいは全然違いますよ!甘さがとてもマイルド、酸味もとっても気持ちよく、甘いリキュールが苦手な私でも、酸味とアルコール感に助けられ美味しく頂けました。

100年以上も前から続く家業を受け継ぎ、つくりたいワインにあわせてブドウ畑を選定し購入している彼ら。葡萄の栽培や扱いに対するこだわりも強く、今だに収穫は手作業で行っているとか。もちろん世界にも目を向けていて、VinItalyにも10年ほど参加し海外数か国へも輸出を開始しているそうです。
寒さが厳しく、彼らご自慢(おそらく)の新しいカンティーナに伺うことができなかったのが心残り。ま、また来る理由が出来たからOKとしておきましょう。

2017年1月11日
丹羽淳子 にわあつこ Atsuko Niwa

追伸)その晩に早速彼らのスプマンテ、開けちゃいました。フルーティで苦味あり。ピザにぴったり。美味しい♪

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カンティーナ名 Viticoltori Finocchi  ヴィティコルトリ フィノッキ
HP http://www.viticoltorifinocchi.it
住所 via Donatori del Sangue, 6, 60039 Staffolo (An) Italy
問合せ   info@finocchiviticoltori.it
電話  (+39)0731.779573
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