ウンブリア州ワイナリー『Arnaldo Caprai/アルナルド・カプライ』へ

Ciao a tutti, sono Atsukoca.
長い間ブログの更新をしておりませんでしたが、生きています!今年の夏は本当に暑くて、何もする気力が起きず、毎日、汗をかきながらグウタラに過ごしておりました。今週からすこし暑さも和らぎ、一気に秋になるかな?という感じです。
相方のパートナー氏の2週間の夏休み(第一弾)を利用して、ウンブリア州までワイナリーツアーに行ってきました。マルケ州の東隣りにあるウンブリア州、Perugia(ペルージャ)や、Assisi(アッシジ)で知られる州ですが、なんと私の住む街から1時間半もかからずに遊びに行けるのです。しかも高速道路ではなく、スーパーストラーダというフリーファイウェイ。時速100㎞超えでビュンビュン快調に飛ばせるのでとっても楽ちんです。

今回伺ったワイナリーはこちら。Montefalcoにある、『Arnoldo Caprai』です。イタリアワインをお好きな方なら、召し上がったことがあるのでは無いでしょうか? 歴史はそれほど古くはないですが、ウンブリア州のDOCGワインであるモンテファルコサグランティーノ『Montefalco Sagrantino』が有名ですが、このサグランティーノという黒ブドウ品種をここまで美味しく育て上げたのがこのカンティーナの創始者である、アルナルド カプライ氏なんだそうですよ。
カンティーナには朝早くからたくさんのお客様がひっきりなしにやってきておりました。殆どが観光客のようで、英語を話す人が多かったようにおもいます。右側が一面に広がる彼らの畑です。丘の上に、お城のような居宅が見えますが、元々はあちらでワインを造っていたらしいです。近くに高い建物もなく、ぶどうの木で囲まれた素晴らしい景色が楽しめました。もちろん、オリーブも栽培していて、今は新物が出る直前なので、販売用の物は無く売り切れ状態でしたが、味見だけはさせて頂けました。文句なしで美味しかったです。
左側の写真が試飲ルームです。広くて立派。このカウンターに何組かのお客様が鈴なりになって、スタンディングで試飲をされていました。15ユーロほどかかるとか。右側は「実験用の畑」とのことで、1990年代から、ぶどうの発育にはどの木の剪定が適しているのかを調査するための畑だとのこと。グイヨーやアルベレッロなど、いろんなタイプの樹形でサグランティーノが植わっていました。見たところ、あまり真剣に実験しているようには感じられませんでしたが…。まぁ、1つのパフォーマンスのようなものでしょう。
驚いたのが、バリック(木樽)部屋。わたし、こんなに積み上げられた木樽、見たこと無いかも…と思うほど圧巻でした。地下部分にあって、空調もあるので空気はひんやり。確か湿度は60%と言っていたような。素晴らしいお部屋でした。木樽はすべてこの225lサイズでフランス産のオークだそうです。大樽を使わないとは、サグランティーノのタンニンの強さからかな? 質問をするのを忘れました。

さて、私たちの試飲は、超高級バージョン!なんとひとり40ユーロ!!! 目が飛び出ました。本当に…。丁寧に畑やワイナリーを説明してもらい、立ち飲みで試飲をしている人たちを横目で見ながら、試飲ルームへと通されました。グラスも6脚用意されています。まだ朝の10時過ぎだというのに…。多くのワイナリーが無料でがぶがぶ試飲させてくれることを考えると、ちょっと高すぎるんじゃないかな~?と思った私でした。

白ワイン1
Collo Martani Grechetto DOC Grecante
伝統的な白ワイン。土着品種のグレケット100%。ミネラル感がガツンと来て、その後にフルーツ感が爽やかに広がります。好きな味わいです。

 

 


白ワイン2
Umbria Bianco IGT Cuvée secrète
樽熟成を効かせた白ワイン。シャルドネとグレケットなどの白ぶどうの掛け合わせですが、何の品種がどれだけ入っているのかは秘密。イタリアではあまり見ないスクリューキャップを採用していました。オーナーは常に革新的なアイデアをお持ちです。お味は樽のまろやかさもありながら、酸味が抑えめでスルッとていました。余韻が期待したよりも短め。

 

赤ワイン2
Montefalco Rosso Riserva DOC
サグランティーノ70%、カベルネソーヴィニヨンとメルロー各15%、木樽熟成20ヶ月。
サグランティーノを初めてちゃんと飲む機会がやってきました。味わいは「パワー半端無いタンニン」です。ただ、他のぶどうのおかで、良い感じに飲みやすくはなっています。

赤ワイン2
Montefalco Sagrantino DOGC Collepiano
サグランティーノ100%。色が濃く赤い果実を甘く煮込んだコンフェっトゥーラの味わい。タンニンは生き生きとし、舌を驚かします。まだまだ待てます。

 


赤ワイン3
Montefalco Sagrantino DOGC VALDIMAGGIO
サグランティーノ100%。
すこしフルーツ感があり、飲みやすい。単独の畑から収穫した葡萄を使っているそうです。

 

 


赤ワイン4
Montefalco Sagrantino DOCG 25 anni
サグランティーノ100%。樽熟成24ヶ月。元々はパッシートととして使われていたサグランティーノを、食事に合わす用として改良し、製品化された25年目を祝うワイン。やわらかさが増すが、タンニンの強さは健在。

 

 6つのワインの試飲が終わり、「何か他に飲みたいものはありますか?」との質問。そりゃ。40ユーロだものね…。ピノ・ネーロに興味があったので、こちらを試飲させていただきました。
赤ワイン5
Pinot Nero IGT Nero Outsider
味わいは、ピノ・ネーロ自体の柔らかさがあまり感じられず、ちょっとゴツゴツしていたのが残念。やっぱりイタリア北部じゃないと美味しいピノ・ネーロには出会えないのかな…。

サグランティーノの力強さに驚くばかりの試飲になりました。本当に大きくて立派なカンティーナさんで、つい最近導入したという瓶詰め工程を担うマシンは初めてみる巨大さでした。空き瓶の扱いから、箱の箱詰めまでが全てオートメーション化されており、5日間もフル稼働させれば、世界各国に輸出できる分量が完成するよ!とのことでした。
サグランティーノ、かなり好きになりました。「赤ワインを飲んでる!」っていう感じの赤で、タンニンの荒くれぶりが面白く、モンテファルコサグランティーノをDOCGはサグランティーノ100%なので、造り手さんによって味わいがかなり変わるように感じました。

2017年9月1日更新
丹羽淳子

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カンティーナ名 ARNALDO CAPRAI アルナルド カプライ
HP http://www.arnaldocaprai.it
住所 Torre di Montefalco 06036 Montefalco (PG) Italia
問合せ  tour@arnaldocaprai.it
電話  +39 0742/378802
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