Brindisi を代表するカンティーナ『Tenute Rubino』

Brindisi を代表するカンティーナ『Tenute Rubino』

南イタリア周遊・弾丸6泊7日の旅で伺ったカンティーナさんの備忘録的ブログです。
カンティーナ見学時は通訳業を承っていたために、写真がほとんどとれておらず、ワインの詳細よりも、どんなに”楽しい”雰囲気だったかのレポートになります。
初回ですが、3つ目に伺ったプーリア州ブリンディジにあるカンティーナ『Tenute Rubino』さんの紹介から始めましょう。日本で情報はこちらのFBをご参考ください。
https://www.facebook.com/TenuteRubinoAsia/

ブリンディジってどこよ?と私も思いました。全く聞いたことのない地名…。街の歴史は古く、アッピア街道の始まり(もしくは終わり)の地になります。ブリンディジの港から、地中海地方へ船で漕ぎ出でる古くは交易のかなめの地だったとか。乾杯をするときに「Facciamo Brindisi! (ファッチャーモ ブリンディジ!)ブリンディジしよう!」というのですが、これは元々は出港する人々への航路の安全を祈った言葉らしいです。
こちらの柱が旅の始まりと終わりを告げるもの。街のシンボルです。

『Tenute Rubino』の本社工場は、そのブリンディジ港のすぐ近くにあり、私たちが訪れたのは日曜日で、イタリア人は絶対に働かない日であるにも関わらず、二人のスタッフは私たちに心尽くしのオモテナシしてくださいました。感謝感謝です。


社名板の前で記念撮影の様子。

このカンティーナさん、驚くことなかれ、生産本数は120万本!!
約30%が国内向け、そのほかは輸出されていると言うから立派です。現在のオーナーのお父様がぶどう畑を購入し、ぶどうをフランスやイタリア北部のワイン生産者に販売する業をなされていましたが、現在では自社でのワイン製造ラインを確立し、美味しいワインをたくさん生産されています。
私的にもっとも注目すべき品種はスッスマニエッロという土着品種の赤ぶどう。収穫量が減り、ほとんどだれもが見向きもしなかったこの品種に再び目を向け栽培をし、今じゃ多くのプーリアの生産者が栽培するようになったとか。
彼らのスッスマニエッロ畑。畑の向こうにはアドリア海なんです。
この畑に必要なのはアドリア海からの風と塩っけ。納得です。海の影響を受けたぶどうで造られるワインですね。
見学の途中は通訳に必死のパッチで写真は全くとれず。この写真は旅の主催者であるBravuraさんのブログからお借りしました。Grazie mille a Bravura!
とても細かく書かれていますので、ぜひ、こちらのブログもどうぞ!

カンティーナ(工場)については、素晴らしいの一言でした。まずは初心者でも理解しやすいように、説明用の展示がギャラリー形式で飾られており、そこを、今回、私たちを大接待してくれた担当者のAnnaさんが詳しく説明。
その後、ワインの製造工程を順を追って見学させていただきました。

確か20種類を超えるラインナップを持つ彼ら。スプマンテ、ロゼ、白、赤、ドルチェと全てのワインを愉しめます。あぁ、すべてを飲んでみたい…なんてこの時は思っていました。お写真は旅のご同行者様のお写真を拝借しました。Y様、ありがとうございます。

そしてお待ちかねのテイスティングなのですが、今回は先方のご厚意もあり、なんと彼らが経営するブリンディジ港に面したワインバーでお夕飯を取りながらという素晴らしいシチュエーション!彼らのFBページ https://www.facebook.com/vinotecanumeroprimo/

試飲の前にはかるーくCin Cin!
いえいえ「Facciamo Brindisi! 」でした。
担当のAnnaさん。ピチピチで朗らかで可愛い女性です。英語も堪能ですよ!
一番最初に戴いたのがスッスマニエッロのスプマンテ。メトドクラシコ(シャンパーニュ製法)タイプ。泡が細かく、持続性があり、そしてこの色味が綺麗。ロゼの柔らかなピンクというよりは、力強さを感じる色味です。暑さ厳しい日の一杯目に、アサヒビールのスーパードライのキレッキレ感を求めるように、スプマンテならこのちょっと苦みの感じる爽やか感がぴったしに感じます。

この日はお料理とワインのアッビナメントももちろんですが、なんとなんと、9種類に及ぶワインを試飲させていただきました、写真を撮る間もなく、あれよあれよとワインの栓が抜かれ、試飲している私たちもどんどん陽気になっていき、食事が終わるころには半分壊れてしまっている人も…。本当にごちそうさまでした。
ワインの詳細はぜひ、HPで…。https://www.tenuterubino.com/it/

ワインの紹介というよりは、普通のブログのような内容になってしまいましたが、日本からこんな離れた地でとても気持ちの良いおもてなしを戴けたことが、一番お伝えしたいこと、と言っても過言ではありません。
美味しいワインを作る、それをより多くの方に広める。
成功をおさめ、着実に大きな会社へと成長されいてるTenute Rubinoさんは、お客様とのコミュニケーションをとても大切にされていて、そこがこの会社の原点でもあられるのだろうな、と強く感じた1日でした。
プーリア州でカンティーナ(ワイナリー)巡りをお考えの方、ぜひ、こちらを訪れてみられてはいかがでしょうか?
2017年6月30日
丹羽淳子

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カンティーナ名 Tenute Rubino  テヌーテ ルビーノ
HP https://www.tenuterubino.com/
住所 Via Enrico Fermi, 50,72100 Brindisi
問合せ   info@tenuterubino.it
※日本語でのお問い合わせは、こちらのページのメッセージ画面を
ご利用になられるのがベターです。https://www.facebook.com/TenuteRubinoAsia/
電話  (+39)0831.571955
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